林道ドライブ.3<穂別町稲里・富内>    ●画像クリックで拡大表示アリ
7月23日(sat)【晴れ】
 穂別ダムを後にして国道274号から道道74号で穂別方面へ向かい、すぐに脇道へそれて農道を南下してみたら・・・




 農道に入るとと畑と農家が点在。
 しばらく走ると、また道道74号に出た。

 そしてまたすぐ脇道があり道道を外れた・・・


 道路を半分覆うように傾く木・・・よっぽどクルマが通らないのかね・・・
 しばらくして分岐、標識の「坊主山登山道入り口」方向へ入ってみる。


 走りやすい林道を進んでいくと、行く手にシカの親子・・・子鹿をかばうようにコチラを見る母シカ。
 ソロソロと進み10mくらい近づけただろうか。


 左が登山道方面?右は“一般車両は・・”という看板もあり、これ以上は進まずに引き返した。

 先ほどの分岐から「富内まで6km」の道“町道稲穂富内線”を進むと、舗装路はすぐに途切れ徐々に狭い林道になった・・・途中、何も案内が無い分かれ道もあったが、地図と方位から本線と思われるルートを進み、徐々に高度が上がったところで、少々険しい峠越え。
 道路地図と方位計だけと違い、方位も道も正確に確認できるナビがあると、安心して進めるね〜
 狭くカーブが続く峠を越えると、伐採場のような場所を過ぎ、道が開け空が広く見始めたら舗装路に変わった・・・
 急に静かになったロードノイズが、ホッとさせる瞬間。

富内

 富内地区に出る。町の中心を通り過ぎ、穂別方面へ向かう途中、道路脇に「遮断機」?右を見ると線路が残っていた・・・
 1986年に廃止された「富内線」(鵡川ー日高)の線路跡のようです。

(浦河)-(登別)-(函館)、札幌 - 室蘭(留萌)- 札幌(札幌)・・・生まれてから住んできた町(実家)には今でも鉄道があるし、鉄道好きでもないから「廃止路線」という言葉は身近に感じてなかった。
 しかし最近、色んな町を巡ってその町の歴史を見るようになってから、石炭や林業と鉄道の関係など地場産業の繁栄と衰退が、鉄道にも深い関わりがあることが分かってきた。過去の地図帳などで鉄道にも目を向けて路線図などを見ると、多くの鉄道網があったのに、現在の路線の少なさに改めて驚かされた。道路交通網の発達の歴史は、鉄道交通網の歴史の上に成り立っていることも見えてくる。
 国道も道道も舗装路になって快適なクルマ社会に思えるが、物事が複雑化した現代は、便利なようでも高齢者などには不便なことが多々ある。鉄道が無くては不便な地域、人々も多いのではないだろうか・・・この先、超高齢化社会の主役になる自分たち世代にとって、どうなることかと考えてしまう。


 道道131号を走っていると、また道路の真ん中にシカの群れ・・・とにかく多い。畑に目をやると、シカ進入対策のためか白いビニールテープで囲われている。
 昔はそんなに見かけなかった気がするが、人が減ってシカが増えたのか、テープで囲われた畑をどこでも見かける。

穂別

 穂別の町はスルーして、道道から河川敷の道を走ってみる。橋の上から畑地と牧草地・・・↑この画像にもシカ数頭。
 画像では遠く小さいので見えないが、橋の両側にシカ数頭が見えた・・・穂別はシカのパラダイス?


 久しぶりの道道59号に入って厚真町へ向けて走る。

 雨こそ降らなかったが、日暮れも雲が晴れずじまいか?

厚真

 ここでも麦畑にはビニールテープの囲いがされていた。
 またジムニーが泥だらけになったな〜・・・まだ泥だらけの姿が似合わない?

追分

 麦畑がキレイに見えて気に入った場所、今年の夏はトウモロコシ畑のようだ。


 金麦「壇れいシリーズ」のロケ地・・・ミッチーと結婚しちゃいましたね〜
 左にトウモロコシ畑、右に麦畑・・・ビールが旨い季節、もうすぐ収穫時期のとうきび(トウモロコシ)も旨いよな〜


 いつものウラルート経由で追分〜長沼まで、田園風景の中を夕陽に向かって走る。


 本日も微妙な夕景で一日が終わった。
 初代パジェロに乗り始めた頃は、仲間とでもソロでもオフ遊びで走っていた林道、2代目パジェロからはたまに林道を走破するくらいだった。それがジムニーだと、狭い道も入れるもんで、もっと林道を探索して走りたくなるな〜。昔に比べクルマで入っていける林道も減ったし、あんまり深く険しい林道は仲間がいないとキケンだけど、ジムニーの本領発揮で楽しいね。

前編 <<  長和・新登川探訪

▲TOP
Copyright © GARAGE S All Rights Reserved.

inserted by FC2 system